麻酔が効いてるあいだは

COILの音楽でよくいわれる「0・10」以降と「0・10」以前。
音の質感もまるで違うし、曲自体の内容もまるでことなる。
「ROPELAND MUSIC」から「AUTO REVERSE」まで、比較的UK的な要素と遊び心溢れた曲、そしてPOPなメロデイが感じられた。
しかし「0・10」以降のアルバムは遊び心よりもその実験性に特に驚かされる。ある種RADIOHEAD的でもあるサウンド作り。
そして歌詞の面でも「0・10」と「LOVE」は以前までと違い真面目で重いものになっている。岡本定義の作詞センスの素晴らしさが発揮されてる。
「0・10」収録のLast portraitは特に作詞が光る作品である。
ピアノ主体のシンプルなバラード。
しかし歌詞はたった四行ていどしかない。
そこには現代のPOPミュージックが失いがちな情景が見える。
「もうすぐ夏です」

実験性があろうとユーモラスであろうと変わらないのがCOILが良質なPOPミュージックをつくってるということだ。
タグ:COIL
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