ずっとウソ

先月、斉藤和義が自身のヒットシングル「ずっと好きだった」を歌詞を変えて「ずっとウソだった」としてYoutubeに発表した。
それに対していろいろなところで意見が上がった。ある大物ミュージシャンは肯定して、あるPOPバンドのギタリストが否定的な意見を出して逆に批判されたりもした。

僕はこの曲について、またやってくれたなぁだとか軽く思っていた。

自分にとって斉藤和義はそんな存在だ。
ファンではないが、たまにCDを買う。
斉藤和義はいい意味で僕を安心させてくれる音楽なのだ。
ずっと変わることなく自らの音楽(そしてルーツミュージック)を演奏し続けている。
たとえば、フジファブリックなんかを聴いているとアルバムごとにまるで個性が違う。
それはそれでもちろん凄いことだし、当然のことだ。
ただ変わり続ける音楽が多い中、自分のポリシーを演奏し続ける斉藤和義をきくと「いつでも来いよ」と馴染みの居酒屋に言われてるような気分になる(馴染みの居酒屋なんて実際僕にはないが)

同じような心境は奥田民生や山崎まさよしにも感じている。

斉藤和義の魅力はやはりロックだろう。時にハードロック的だったりオールドロックだったり。あとたまにポップだったり。
そして曲の特徴として、言葉数が異様に多いこともあげられる。
奥田民生メロディーが4分音符のようなもの(もちろんそれだけではないが)なのに比べて、斉藤和義は言葉数が圧倒的に多いラップにも匹敵するほどだ。
特に「幸福な朝食、退屈な夕食」なんて単語の連打である。一聴しただけではまるで意味わからない主張にロックの原点的なものを感じたりもする。

あと好きな点が批判歌が多いことだ。
ちょっとせこせこしい批判もあるが。そういう典型的なものもロックとして楽しめる。

ただ、「ずっとウソだった」が長く歌い継がれてほしくはない。
世の中的にもこんな歌が無くなって欲しいし。
この曲のイメージばっか付くのもあんまり良くないと思う。
タグ:斉藤和義
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

麻酔が効いてるあいだはBIRDS ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。